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アースヘイヴン物語―ナタリーと魔法の呪文 [本]

アースヘイブン物語―ナタリーと魔法の呪文

アースヘイブン物語―ナタリーと魔法の呪文

  • 作者: キャサリン ロバーツ
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2002/03
  • メディア: 単行本
キャサリン・ロバース原作
魔女と人間の血をひく12歳の少女ナタリーは、いつも内気で冴えない女の子。
でも、彼女には、自分でも知らない秘密があった。
ナタリーの母親は、アースヘイヴンという不思議な世界の魔法使いで、ナタリーは母親の力を受け継いでいたのだ。
アースへイヴンから追放の身となっている呪(まじな)い師ホークは、復讐のためにナタリーの力を必要としていた。
ホークに誘拐され、脅されながらも、ナタリーはホークの息子マーリンの力を借りて、命からがら脱出をはかる。
大きな白い犬に導かれ、森の中の〈しもべの石〉までたどり着くと、二人は不思議な別世界への入り口をすり抜けた!
二人がやってきた場所―ユニコーンが歩き回り、巨大な木が話し、スペル卿と呼ばれる賢人たちが世界を治めている―そここそがアースヘイヴンだった。
アースヘイヴンをわがものにしようとするホークの悪の計画を阻止するため、ナタリーとその仲間たちが立ち上がる。
魔法界を支配するため、最新のテクノロジーをもって魔法を操る悪・ホークとの闘いを描いた壮大な冒険ファンタジー。
主人公ナタリーの成長、義理の兄のティムの変化、父親マーリンズが飲んだくれになった理由、ナタリーの母親アタナキの秘密、アースヘイブンのオクとは?そして突然に姿を現わしたオオカミに似た魔犬の正体など、謎が一つ一つ明かされてゆく。
人間界とパラレルに存在するが、人間には見ることの出来ない魔法界『アースヘイヴン』
そこには知能を持つ巨大な『魂の木』が生えていて、その根はアースヘイヴン中のほかの魂の木の根とつながっている。
この魂の木は非常に長寿だが、やがて死に、そのときには「スペル」と呼ばれる種を産み落としていく。
この現象が、原書のタイトルにもなり、物語のキーワードの一つでもある『スペルフォール』だ。
また、スペルは大きな木の葉に似ていて、魔力を秘めており、これを利用すれば様々な魔法を使うことが出来る。幻を作り出すイリュージョンの魔法、紫の炎を出すスペルファイアーの魔法、空間移動の魔法・・・・・・。
このファンタジーは、平和なアースヘイヴンから追放されたホークという呪い師が復讐を誓い、十三人目の仲間として主人公のナタリーを誘拐するところから始まる。
ナタリーは十二歳。近視で地味な性格。父親のマーリンズは、母親が川で溺れ死んで以来、再婚したものの、毎日ガレージで飲んだくれていた。
ナタリーがホークに抵抗しながら必死に脱出を図ろうとする一方、父親、親友のジョー、義理の兄のティムなども必死にナタリーを探すが、どちらも、もう少しのところで失敗する。
他方、ホークのほうの準備は着々と整っていき、人間界と魔法界との境い目が一年に一度開く『開きの刻』(ハロウィーン)が近づいてくる。
そこそこ面白く読めた。登場人物が多く、想像力を要した。

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