アナベルドールの冒険 [本]
アナベル・ドールは八歳の女の子。百年前にイギリスで作られた、小さな陶製のお人形です。四十五年前のこと、アナベルとその家族がすむドールハウスからサラおばさんがこつぜんと姿を消しました。残された日記の発見によって、アナベルは、おばさんのゆくえをさがす決意をします。新しくやってきたプラスチック製の人形、ファンクラフト家のティファニーとともにアナベルの勇気ある冒険が始まります。
物語を読み始めるまで、主人公が陶製の人形だと思わなかった。
持ち主に人形が生きていることを悟られないようにしなければならないことが、窮屈でたまらないアナベル。
現在の持ち主であるケイト・パーマーは、たまにドールハウスの正面の壁を閉じてから寝てくれるときがあり、その時は人目をはばからず動くことが出来た。
そんなときに見つけた秘密。それは四十五年前に忽然と姿を消したサラおばさんの日記だった。
その日記を読み進めていくうち、不思議なことに気付いたアナベルは、危険を承知でドールハウスから外の世界へ飛び出してゆく。
サラおばさんは見つかるのか、また人間に見つかり永久お人形状態になってしまうのか!
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