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エルフギフト [本]

エルフギフト〈上〉復讐のちかい (ポプラ・ウイング・ブックス)

エルフギフト〈上〉復讐のちかい (ポプラ・ウイング・ブックス)

  • 作者: スーザン プライス
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2002/07
  • メディア: 単行本
はるか昔、南イングランドのサクソン人の王国。エルフギフトは、王と森のエルフの間に生まれ、癒しの力をもつ美しい若者。王が死のまぎわにエルフギフトを後継ぎに指名したために、怒った異母兄らに命をねらわれることになる。ともに暮らす人々を虐殺された彼を、美しい女戦士(ワルキューレ)が母の国、異界へといざなった。異界で戦士として鍛えられたエルフギフトの前に剣をかざして立ちはだかったのは、瓜ふたつの容貌を持つ異母弟ウルフウィアードだった。
人の世の未来を描きだすという『運命のつづれ織』は、彼らにどのような道を用意したのか…。
ゲルマン神話の世界観の下に、愛と憎しみ、現世と異界、神々と人との相克が織りなす、血と鉄と土の香りがするファンタジー。
エルフギフト〈下〉裏切りの剣 (ポプラ・ウイング・ブックス)

エルフギフト〈下〉裏切りの剣 (ポプラ・ウイング・ブックス)

  • 作者: スーザン プライス
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2002/07
  • メディア: 単行本
叫び石の戦いに勝利して王となったエルフギフト。しかし、傷ついた弟ウルフウィアードを助けることを選んだために、オーディン神の庇護を失うことになる。一方、異母兄アンウィンは他国の兵を借りて攻め寄せてくる。エルフギフトを「血染めのワシの刑」にし、王位を奪おうというのだ。ユルの祭りの夜、双子の神のように剣の舞を行うエルフギフトとウルフウィアードの頭上に、運命の剣は振り下ろされる―ゲルマン神話の重厚な世界が鮮やかに蘇る、愛と憎しみのファンタジー完結編。

子供向けのファンタジーにしては、残酷な描き方が多い本です。

北欧神話のオーディーン神やトール神、女戦士(ワルキューレ)のヤルンセアクサ、兄弟神イングなどがでてくる。

上巻に比べ下巻は子供には不向きな表現が多い。タイトルであり主人公である『エルフギフト』の波乱に満ちた生涯がこの二冊に詰まっている。

ゴースト・ドラム同様最後まで気の抜けない一冊です。


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春日 淳樹

こんばんわv
この本は結構前に読んだのでちょっとうろ覚えですが(汗)、
神話の人物が出てくるのでとってもファンタジーかとおもっていたら、
以外に厳しい描写もあって奥が深かったのを思い出しました。

by 春日 淳樹 (2008-05-18 22:18) 

紗小枝

春日さん、コメントありがとうございます。
御礼が遅くなり申し訳ありませんでした。
この本は児童書扱いにしては少しハードな内容があり読んでビックリしました。

最近北欧神話に関するものを読んだり見たりしていたので、その点では勉強になる部分もありますね。
by 紗小枝 (2008-06-25 09:29) 

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